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最高の「水上の遊び」へ!ジョイクラフトが「疲れないボート」にこだわるワケ|BLOG

2025.12.11

最高の「水上の遊び」へ!ジョイクラフトが「疲れないボート」にこだわるワケ

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水上で味わう自由と、大物との真剣勝負。インフレータブルボートで沖へ乗り出す瞬間は、釣り人にとって最高に特別な時間ですよね。

私たちジョイクラフトは、水上での安全を最優先に守るため、創業時からたった一つの信念を大切にしてきました。それは、最高の釣りや遊びを心ゆくまで楽しんでいただくための「相棒」として、使う人の負担を徹底的に軽くするボートづくりを目指すことです。

この記事では、なぜジョイクラフトが「究極に疲れないボート」という、ユーザー目線の製品づくりに情熱を注ぐのか、その根本にある想いをお伝えします。

すでにインフレータブルボートを使用中の方はもちろん、これから購入を検討している方も、ぜひご覧いただけると幸いです。

 

最高の瞬間を逃さない!「疲れない」ための独自の哲学

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私たちのボートを使ってくださるお客様のほとんどは、釣りを目的とされています。

魚とのエキサイティングなファイトを心ゆくまで味わうには、ポイントで最高の集中力と体力を保つことが何より大切ですが、これまでのインフレータブルボートには大きな壁がありました。

それは「ボートを釣り場まで運び、空気を入れ終わる頃にはクタクタになってしまう...」というものです。

体力が消耗した状態では、魚の繊細なアタリを見逃してしまうだけでなく、いざという時の対応も遅れてしまいかねません。水上での対応の遅れは、そのまま危険につながります。

ボート業界の初期から現場に関わってきた私は、日本のインフレータブルボートが抱えるこの問題を何度も目にしてきました。

 

「準備で疲れ果ててしまうボートは、お客様の命を預かる真の道具ではない。」

 

この強い思いこそが、ジョイクラフト独自の哲学、「ユーザーフレンドリー」=「究極の疲れ知らず」を生み出した原点です。

私たちのボートは、ただ水に浮くだけの乗り物ではなく、最高のパフォーマンスを支える頼れる相棒でなければならない。

独立したばかりの当時、私はそう強く心に誓いました。この「扱いやすくて疲れない」というコンセプトは、デザインから技術、そして一つ一つのパーツ選びに至るまで、全てに徹底されています。

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最高の遊びに集中!ジョイクラフトの3つのこだわり

「究極の疲れ知らず」という理想を形にするため、私たちは特に以下の3つの側面にこだわり抜きました。

1.水上での「心配事」を減らす、抜群の安定感

ジョイクラフトが特に力を入れているのは、水上での安定性を最大限に保つ船体設計です。

インフレータブルボートというと、組み立てたり片づけたりといった陸上での作業のみ大変と思われがちですが、実はもっとも疲れるのは「水上での不安定さ」。ポーポイジングやダッチロール、急な風、思わぬ波、複雑な潮の流れなど、水上にはベテランの方でも油断できない要素が満載です。

特に単独釣行ではボートの安定性が下がるため、複数人で乗り出したときよりも、心身の疲労を感じやすくなるでしょう。

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水上の不安定さはインフレータブルボートにつきものであり、完全に無くすことはできません。

実際、他社のボートはこれらの要素に考慮せず作られているものも多くありますが、当社では、大物とのファイトや繊細なキャスティングに集中できるよう、体の中心(体幹)への負担を徹底的に削減。

操作に細かく気を配る必要がないシンプルな構造で、万が一トラブルが起こった際、経験の浅い方でも慌てず対応できます。

現場で何があっても沈まない。3気室構造の徹底

今でこそ主流になった3気室ですが、当社創業当時のマーケットでは、3メートルクラスのボートは2気室が主流でした。一方、ジョイクラフトでは、全てのボートに3気室構造を採用することにしました。これは、万が一ボートの一部が破損して空気が抜けても、残りの気室の浮力で船体の形を保ち、沈没を絶対に防ぐための、私たちの譲れない安全設計です。

 

2.現場での体力を残す、スピーディな準備・撤収

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水上で最高のパフォーマンスを発揮するには、釣り場での準備や片付けで使う体力をいかにセーブできるかにかかっています。

なかでも運搬・収納は、釣りの前後でもっとも重労働になりがちですが、ジョイクラフトのボートはだれでも一人で、簡単にセットアップ・撤収できるのが特徴です。

特に面倒な空気入れでは、労力をできる限り軽減するため、空気の入出効率を最大限に高めた独自のバルブを開発し、高性能な超高圧電動ポンプを販売。

組み合わせれば準備にかかる時間がぐっと短縮でき、釣り場に着いてすぐ水上へ漕ぎ出せます。

日本初!超高圧電動ポンプを標準装備

フットポンプでボートを膨らませるのは本当に大変な作業です。私たちはこの疲労こそが安全リスクにつながると考えていました。

そこで当社は1999年、イタリアのメーカーと共に開発・改良に取り組み、日本で初めて、超高圧電動ポンプをスポーツボートに標準装備することに。この電動ポンプを使えば、わずかな時間で規定圧まで充気が完了。十分な体力を残した状態で、余裕を持って水上に出発できます。

 

3.軽さと強さを両立!「タフなのに軽い」素材選び

ボート単体を軽くすることは、運ぶ時の負担を減らすためにとても重要です。

ジョイクラフトではボート布の構造にも注目し、より軽量で扱いやすい素材を、それぞれのボートに最適な形で採用しています。薄くて軽い生地で作られたボートは畳みやすく、コンパクトに収納できるため場所を取らずに保管できます。

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もちろん、ただ軽いだけでは本当の快適性は得られません。水上での不安要素を極限まで減らし、釣りに集中できる環境を作るには、磯や岩場でも使える、耐久性のある生地を選定する必要があります。

当社で使用しているのは、世界基準で最高クラスのドイツ・メーラー社「VALMEX」や織りの密度が高い特殊クロスなど、すべて安全性の高いものばかり。PVCCSMなど約10種類と、バリエーションは他社より圧倒的に豊富です。

コンパウンドなど基礎的・技術的な構成について、ボート布メーカーと直接打ち合わせている日本のボートメーカーは、ジョイクラフトだけ。初めて水上に出る方にも、胸を張っておすすめできます。

 

機能性と優美さの融合:意匠登録されたオリジナルデザイン

「破綻のないデザインは性能もいい」これが、私たちの考え方です。

インフレータブルボートはその構造上、FRP(硬い素材)のボートのようななめらかなラインや複雑なラインを出すのが非常に難しいといわれています。

ですが、私たちは長年培ってきた高度な技術とノウハウで、この難題を克服。所有すること自体に喜びを感じられるような、美しいラインを実現しました。

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当社のデザインは一つとして同じ形はありません。用途に合わせて開発した合理的な船型は、そのほとんどが意匠登録されています。

世界的に見ても珍しい、優れたオリジナルデザイン、それがジョイクラフトのインフレータブルボートなのです。

 

性能と安全性を確保しつつ、負担を減らすコストへの配慮

私たちは、インフレータブルボートをもっと身近なものにし、誰もが気軽に水遊びを楽しめるようにしたいと思っています。特に2馬力専用設計艇などは、まるで「水上の自転車」のように、どんな方でも気軽に楽しんでほしい。これは、会社設立当初からの私の夢です。

そのため、販売コストはできる限り抑えたい。そのためには、製造にかかる費用も最大限に抑える必要があります。

コストダウンの一般的な方法は、ボートの素材や部品を安いものに替えることですが、ジョイクラフトではボートの性能や安全性に影響するようなコスト削減は絶対にしないと決めています。

では、どうするか。

選択肢はたくさんありますが、一例として、造船工学に基づいた設計のもと製造工程を徹底的に分析し、手順を単純化したり組み替えたり、手作業の工程を機械化するなどの方法が挙げられます。

このように、性能を維持・向上させながら、使う原材料の量をどれだけ効率的に抑えられるか、これがコストダウンのもっとも重要な視点ではないでしょうか。

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また、ボートメーカーとして必須と考える安全アイテムは最初からボートとセットで販売すべきというのも、当社の考えです。

ボートの空気圧を測るプレッシャーゲージや衝突事故を防ぐ安全フラッグは、安全な航行に欠かせません。しかし、これらのアイテムはボート購入後に別途用意する人が少なく、もし買っても送料がかさみ、割高に感じてしまうのが現状です。

そこでジョイクラフトでは、これらのアイテムをボートの標準装備とし、お客様が手間なく必要な安全装備をすぐに使えるようにしました。

価格はボート本体に含まれているので、送料など余計な出費を気にすることなく、必要なものが全て揃えられるというわけですね。

 

最高の体験と命を守る、私たちの揺るぎない信念

私たちはインフレータブルボートを、単なるレジャーグッズだとは思っていません。私たちが作り出しているのは、お客様の命を預かると同時に、水上での最高の感動と体験を届けるために欠かせない「道具」なのです。

私たちはこれからも「誰でも疲れずに扱える」という原点を見つめ続け、技術を磨き、進化を続けていきます。

当社の熱い信念と、最新の技術が詰まった自慢のラインナップを、ぜひ以下のカタログページからチェックしてみてください。

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